鹿児島から新幹線で遠路はるばる大阪へ行ってきた!
目的はもちろん!美術館!
その美術館は、この日で3回目の【大阪中之島美術館】。
今回の大阪中之島美術館でのお目当ては…
・ TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 展
・ 塩田千春 つながる私(アイ) 展
TRIO展に関しては、東京で開催されいていた際に、行く予定であったもの。
だけど、諸事情があって東京には行けずじまいだったので…。
巡回して、大阪に来るときに絶対行こうと思っていて、やっと行けた形。
塩田千春展に関してだけど、実は塩田千春さんの作品を実際に鑑賞する機会が今までなかった。
大阪でやるなら一回は観に行きたい、と思っていたので、行ってきたという形。
余談で、大阪中之島美術館のミュージアムカフェ「ミュゼカラト」でのことも、ちょこっとお話する!
目次
1 新大阪駅から大阪中之島美術館までの行き道
2 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション展についてと感想
3 塩田千春 つながる私(アイ)展についてと感想
4 ミュージアムカフェ「ミュゼカラト」でのこと
5 まとめ
1 新大阪駅から大阪中之島美術館までの行き道
遠方から新幹線を利用して、大阪中之島美術館へ行きたい人のために、私なりの「新大阪駅」から「大阪中之島美術館」までの行き方を話していこうと思う。
(※ちなみに、私は覚えやすい道のりを重視するので、時間が短い道のりではない。)
新大阪駅についてから、地下鉄の大阪メトロ御堂筋線のホームへ移動。
天王寺行きの電車が来たら乗車。新大阪駅から4つ目の駅、淀屋橋駅で下車。
淀屋橋駅に着いたら、7番出口へ出ると土佐堀川に架かる淀屋橋のところに出る。
7番出口から淀屋橋を渡って西の方向へ。
※日本銀行大阪支店がある方が西の方向。
土佐堀川沿いをまっすぐ歩いていくと、1つ交差点があり、それを渡って更に直進していく。
道なりに歩いていくと、前方に大きくて黒い四角の建物が見えてくる。
そこが「大阪中之島美術館」だ。
1階にはカフェやショップがあり、1階からも行けるが、2階に通じる大階段が外にあるので、そこから上がっていくとわかりやすい。
2022年に開館しており、シンプルかつ洗練されたデザインで、気分も高まる。
2 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション展についてと感想
東京での開催で好評だった「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション展」。
その大阪での巡回展が大阪中之島美術館で開催。
パリ・東京・大阪の美術館3館のコレクションの中から、共通点のある3作品を、トリオとして並べて展示するという少し変化球なもので、展示すべて3作品1まとまりで展示してある。
1まとまりごとにテーマがあり、テーマを意識して、そのトリオとなる3作品を鑑賞できる。
音声ガイドの案内もあって、利用してみた。TRIO展では有村架純さんがナレーションだった。
私の大好きな画家、佐伯祐三の「郵便配達員」を含む、人物画がテーマのトリオから始まり、次々に素敵な作品と出会う。
主に絵画作品が多かったが、彫像や折り紙で作られた作品も出てくる。
どこに共通点が?というものもあるが、トリオとして鑑賞していくのはなかなか面白かった。
3 塩田千春 つながる私(アイ)展についてと感想
次に、大阪出身で、現在ベルリンに拠点をおいて国際的に活躍している塩田千春の展覧会。
入るとすぐに、白い世界から始まる。
私の完全なる固定観念だが、赤い作品ばかりと思っていた。
だが、最初の部屋は、もやの中に入り込んだのではと錯覚するほど、部屋中に白い糸が張り巡らされている。それは終始圧巻だった。
次を見ていくと、塩田千春カラーの赤色の作品が目白押し。
赤色の毛糸のような糸を使った作品ももちろんだが、
宙に浮かんでくるくる回る白くて長いドレス、張り子のように赤い糸で縫った作品、絵画の作品、塩田千春自身が出ている映像の作品もあり、会場を進むほどに魅了される。
最後は、つながる私という主題の主となる作品であろう、天井からの無数の赤い糸に、手書きで”つながりが想起させる言葉”が書かれている紙が刺さっている作品が待ち構えている。
私は、その”言葉”は数枚しか見ることが出来なかったが、無数の、1つ1つ違う”つながりの言葉”が書かれているのだろうと思った。
私は、赤い色は本能を刺激する色だと思っていて、ここまで塩田千春作品にインパクトがあるのは、そういったこともあるのだろうと思ったりした。
あっという間に見終わってしまった気がした。
多分、時間を忘れて夢中になってしまったのかな、と思う。
4 ミュージアムカフェ「ミュゼカラト」でのこと
2つの展覧会を鑑賞し終わって、一息つきたい。
そんな時に、1階のミュージアムカフェ「ミュゼカラト」に入った。
店内とテラス席があり、少し風を感じたかったので、テラス席へ誘導してもらう。
メニューをもらい、QRコードのついた札を渡され、そこから自分で注文するスタイル。
50食限定のスペシャルワンプレートは終了していたので、別の限定メニューを頼むことに。
塩田千春展にちなんだ限定メニューがあったので、キウイジュースとともに注文。
テラス席の目の前を通行客が通っている、少し気まずい感じがする。
肌寒くて、ちょっと着てくる服を間違えたかなと後悔してたところに、キウイジュース。
しばらくすると、塩田千春展の限定メニューが来る。
ソーセージをはさんだパンのその上に、塩田千春作品のアイデンティティともいえる赤色の野菜を使った添え物が乗っている。
少しオシャレな人になった気分で食べてみたりした。
5 まとめ
私は、主に旅行の目的は、美術館になってしまうのだが、それもそれで悪くないなんて思ったりする。
今回で3回目の大阪中之島美術館だが、いつきても楽しい。
いや、美術館という場所が好きだから、私にとっては、どこのどの美術館に何度行っても楽しいのだろうと思う。
美術館によって打ち出すものや趣向はちがうし、楽しみ方もちがう。
大阪中之島美術館は、最近できた美術館ではあるが、実力派な美術館だと思う。
いつ来ても、見ごたえのあるものを見せてくれる美術館のように感じている。
私のように、大阪から遠方に住んでいると、なかなか行く機会も限られてくるとは思うが、是非行ってもらいたい美術館一つ。
今回も、時間をかけても来てよかった、そう思っている。
※以下の写真は5階から4階に降りてくるときに見える作品。
コメント