だんだん寒くなってきたので、半袖の服をしまい、冬服を出した。
私の悪いところなのだが、記憶力が悪いというか、癖というかで、冬服を出すと、同じような服ばかり出てくる。
出しながら、「あれ、これ同じじゃない?」と錯覚してしまうほど。
高い服は買うことはない。だけど、同じようなものを買っていたら、やっていることは安物買いの銭失いだ。
私は、寝る前のまどろみ時間にネットショッピングサイトを見てしまう。というか、見ているだけで買い物に行った気になるので、好きなのだ。
そんなとき、気に入ったものに出会うと、ついポチっと買ってしまう。
一人暮らしを始めて、金銭感覚も渋くはなってきたが、実家の時はよくポチっとやってしまっていた。
その結果が、「同じ服買ったっけ?」現象を起こすのだろう。
洋服は好きだし、毎日違う服をまとうだけで気分が違う。(まあ同じような服の時もあるのだが)
ミニマリストの方が、「服は〇着しか持ちません」というのを見ると、すごいな、エコだしいいな、とは思うのだが、やはり自分は気分で服を変えたいなという気持ちに戻る。
でも、同じものを買っていてはもったいない気がするので、服は見える収納にするようにした。
今の部屋のウォークインクローゼットのなかで、よくあるメタルラックを入れ、そのメタルラックに平積みにして、表から何があるか見えるようにした。
しまってしまっていたら、きっと同じものを買う現象は起こり続けると思う。なぜならば、存在を忘れてしまうから。
年々後悔をしなくなっているからか、同じ失敗を何度もしてしまう。
いや、後悔は仕事の場面などではするのだが、自分にまつわることになると、途端自分に甘くなってしまうのだ。
いけないなー、本当にこういう自分はいけない。
服を買うのもお金があってのこと、お金がいくらあっても足りないぞ、と自分に言い聞かせて、今回の衣替えでは創意工夫をしてみたのだった。
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私は3人兄妹の真ん中で、下に妹がいる。
年が程よく離れているからか、あまり喧嘩したこともなく、今でも外出の時は一緒に行くことが多いくらいである。
私以上に男っ気がなく、実家住まいだから、私と同様独身。でも本人はあまりそういうことには関心がないようだ。
私にとってはありがたいのだが、少々心配にはなる。
そんな妹が、最近誕生日を迎えた。
私がアラフォーなので、妹もそれに近い年齢だ。
実家暮らしなこともあり、母と3人でお祝いの外食をした。もうケーキを買って…などという年齢ではないので、お祝いの形として外食に行くのがおなじみになっている。
そう先月の私の誕生日も、もちろん母の誕生日も外食してお祝いだ。
そういう話をすると、仲がいいねと必ずといっていいほど言われるのだが、あまり本人たちは仲がいいという自覚はない。
でも、こういう関係性でいることができるのはよかったと思っている。
誕生日は、年齢を重ねるてくるとだんだんと億劫になってくるものだが、こうやって祝えるもの同士で祝うことができるのは、いくつになってもいいものだと、妹の誕生日を迎えて思うことだった。
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