以前、一人暮らしをしていきたいと書いたことがあるが、最近やっと一人暮らしを始めることができた。
一人暮らしをするのに、色々反対されることもあったけど、最終的にはみんな応援してくれ、家族は引っ越し作業まで手伝ってくれた。
反対されたとき、「何故そこまでして一人暮らしをしなければいけないか」と問われ、言葉に詰まった。
人にしてみたら、実家もあり家族関係も悪くないし、お金を使ってまでするべきでないと、私が一人暮らしをしたいというのは不思議なことでしかなかったようだ。
冷静に考えたらそうかもしれない。
けど、親から離れたかった。自分の持っているお金で自分の力で生活がしたかった。
きっとこれは私のわがままだろうと思う。
でも自分の人生だ、どうしようとも自分が決めて当然なんだ。
自分で作った家族がいるなら、自分の好きにはできない部分がある。けど、独り身なら、ある程度自立したいと思って少し無茶してもバチは当たらないだろう、そう思った。
正直、一人暮らし自体は初めてではない。過去に2回違う場所でしたことがある。
ただし、いずれもメンタル疾患悪化によって3年くらいで実家に戻っている。
だから不安はあったし、親が懸念していたのはそこだろう。
でも、ずっと親元にいて、ある意味、いつまでも”子供”のままでいいのか。
大体の人は、”普通”大人になったら一人暮らしするじゃないか。
そういう思いが常にあった。
(※主観であり、実家暮らしが悪いという意味ではありません)
そこまで深く考えなくても…と思ったりもするが、私の異常な”普通”であることへの執着が、今回のこの一人暮らしへの行動を駆り立てたのだと思う。
たまに、自分は何と戦っているのか、と思うくらいに、行動に駆り立てる感情が湧くことがある。
自分は自分でいいのに、それでは納得できない自分がいるのだろう。
今、一人暮らしを始めて数日たった。
もちろん家事は自分一人でするし、お金のことも今まで以上にシビアに考えるようになった。
一人の時間が増え、自分を見つめる時間も増えた。
家族がそばにいた分の”雑音”がなくなり、心の声がわかりやすくなった。
逆に考えなくてもいい感情もわくようになった。
でも、なんとなくこれでやっていけるという気持ちは少しある。
一人暮らしせざるを得なくてしてる人、実家にいて一人暮らししたくてもできない人、それぞれいると思う。
一人暮らし至上主義なわけではないし、私のいわば方法論の一つでしかなくて、一人暮らしをしたからといって、何かが劇的に変わるわけでもない。
でも、そうすることによって何かを変えたかったのは事実。
何が変わるだろう。また、数年で実家に戻らざるを得ないくらいにメンタルが落ちるだろうか。
不安がないとは言わないが、少しは頑張ってみようと思う。
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