「君たちはどう生きるか」

7/14から公開の「君たちはどう生きるか」を7/16に観てきました。

吉野源三郎氏の同名の本「君たちはどう生きるか」からインスパイアされた、内容は別作品の宮崎駿監督作品のジブリ映画。

情報が全くなかったし、7/14から公開ということだけ知っていて、いつかは観に行こうとは思っていたくらいだった。

7/14になって、主題歌が米津玄師という情報がでたり、キャストが公開されたりなどで、これは行かなくてはと思い、早めに観に行った次第だった。

感想としては、

・過去のジブリ作品が集まったな

・途中カオスな展開

・鳥いっぱい、鳥恐怖症・集合体恐怖症の人注意

・子供向けじゃないが、青少年向けな気がする

・理解できなかったところは再度観て理解したい

・私は観れてよかった

といった感じ。

情報がもう出てきているけど、なるべくネタバレしない程度に感想はとどめておく。

宮崎駿監督が伝えたかった「君たちはどう生きるか」、私はどう生きたいだろう、そういうことも考えた。(監督は作品を通じて考えることを促したいのだろうから)

メンタルの病気になってから間もないころは、「すぐ治ってみせる」と思っていたけど、思うようにいかなくて次第に自暴自棄になって、人間らしい生活ができない時期が長らくあった。

誰からの助言も受け入れられなくて、もう自分の力で何とかしないとどうしようもない時だった。

今思えば、あの時期があったから今があるとも思えるし、その時期が私の暗黒期だったなとも思う。

私は病気にならなければ、今結婚して子供がいるかもしれない。仕事を辞めずに済んで、そこでキャリアを積んでいたかもしれない。

それを考えると、後悔が先に立つ。

でもそれを考えても、過去が変化するわけでもないし、私の病気が完全に治るわけでもない。

渡されたカードで生きてみせるしかない。

なら、今持っているカードでどう生きれるか。

今は病気も安定してきて、短時間だが仕事ができている。看護師の免許も今後生かしていける可能性も残されているし、キャリアはいくらでも積める。

過去の暗黒期を乗り越えてきたから、今できることもある。

足りないこと、頑張らなくてはいけないことはいっぱいあるけれど、私は少なくとも「今を生きている」

時代はものや情報にあふれていて、やりたいことがやれる可能性を持っている「いい時代」なのだろうと思うが、きっとその中で空虚感を抱いている人も少なくないかもしれない。

多感な時期は特にそこから打破する方法もわからなくて、いわゆる「若気の至り」をしてしまうのだと思う。自分もそうだったから。

でも、こういった「君たちはどう生きるか」のような、説教臭くない人生の先輩のメッセージを聞いてみてほしいと思う。

私もまだまだな人生しか送れていないが、常に「どう生きるか」ということを考えて生きていたい、そう思った。

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