大正・昭和期に活躍した版画家(1886~1957)
川瀬巴水の作品を鑑賞する機会があった。
版画は歌川広重が有名であるが、川瀬巴水もそれに次ぐ人気の版画家。
実は鑑賞する前は、作品を実際に見る機会はそれまでなかった。美術資料とかで見たくらいだろう。
実際に鑑賞して、最初から最後までわくわくする気持ちで楽しめた。
色合いの絶妙さ、懐かしさを覚えるような線。
どれも親しみを持って見れるような川瀬巴水独自の構図。
きっと、構図の切り取り方が、自分の好みであったのだろうと思う。
あと一番心がときめいてしまったのは、星の描写。
いまでこそ星は、「☆」で表されるが、
川瀬巴水の作品の星の描写も「☆」だった。
近代の作家だし、星の描写が一緒であったとしてもおかしくはないのだが、
そういう小さなところに、とても親しみを感じた。
全国の四季折々の風景を作品にした川瀬巴水、是非鑑賞していただきたい。
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