あまり梅雨時期は好きじゃない。
雨と湿気が憂鬱だし、鹿児島は特に台風が来始めるのもこの時期からだから。
でも、そんな時期でも好きなものがある。
紫陽花が咲くこと。
雨の中、青や紫などの毬のような花々が咲いているのをみると、スンと心が静まり穏やかになる。
土の㏗で花の色が変わるという話がある。
(一般的に、酸性=青、中性=紫、アルカリ性=赤…となるらしい)
散歩してるときに見かける紫陽花は紫が多いから、中性の土が多いのだろうか。
調べたところ、日本は火山大国だから、酸性の土壌が圧倒的に多く、青の紫陽花が多いのだとか。
なるほど。
ちなみに、紫陽花の花言葉は「移り気」「浮気」「無常」なんだとか。
これは紫陽花が咲く時期によって変化することからつけられたとのこと。あまりいい意味合いではないのは残念だな。
紫陽花の色ごとのもあって、こっちは「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」といい意味合いがあるらしい。
あまり得意ではない梅雨という時期に咲く、私の癒しとなる紫陽花であるが、晴れの日に見る紫陽花よりは雨の時に見る紫陽花の方が好きだなと思う。
それってやはり雨とセットとなることで、抒情的になるからなのではと思うと、雨もあながち悪くはないと思えてくる。
外出のために玄関から出る。今日も今日とて雨だ。
庭先の紫陽花は雨を滴らせ、鮮やかな色で咲いている。
私のとっての雨は邪魔者でしかないけど、紫陽花にとっては、雨は恵みなのかな。
だったら少しは梅雨を好きになってみるよ。
なんて、紫陽花に語り掛けてみたり。
よし!今日も一日頑張るか!
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