気が付けば、前回の記事から1か月以上経っていた。
時が経つのは早い。
もう今日で5月も終わる。鹿児島は昨日梅雨入りした。ぐずついた日が一時続くかと思うと少しげんなりしないでもない。
晴耕雨読と思って、雨の日は本でも読もうと積読の山を眺めていた。
一時期、馬鹿みたいに本を買い漁っていた。小説も読むが、実用書とか新書とかを読む方が好きで、本屋で面白そうなものがあると躊躇なく購入していた。
積読の山が大きくなってきたことを感じてきて、読みこなすことができなくなってきているので、最近は購入を控えているが。
最近読んでいるのは、原田マハさんの「原田マハ、アートの達人に会いにいく」と、マコトフジムラさんの「沈黙と美 遠藤周作・トラウマ・踏絵文化」という二冊。並行して読んでいる。
原田マハさんは、美術館主催の講演会に参加したことがあるくらい好きな作家さんで、主にアートにまつわる作品が好きで読んでいる。
今読んでいる原田マハさんの本は、33人の先達とマハさんの対話集なのだが、その先達方の言葉の重みもそうだが、マハさんの人柄のユニークさや良さが出ていて、とても堅苦しくなくて読みやすい。
マコトフジムラさんは日系アメリカ人の画家の方なのだが、正直この本に出会うまで知らなかった。
私は遠藤周作が好きで、「沈黙」という作品は、マーティンスコセッシ氏が2016年に「サイレンス」という題名で映画化したのだが、2回映画館に見に行った。
マコトフジムラさんの本は、遠藤周作の「沈黙」と日本の美(美学、美術)と、日系アメリカ人である自身の半生と掛け合わせて日本論を書いたもの。
正直難しくも感じるが、読んでいると神聖な気持ちになっていくのがとても不思議。
どちらの本も、最後までは読んでいないのだが、どちらも最後までスムーズに読み切るのではないかと思う。
読書は、出来るときと出来ない時があって、それは時間制限的なことではなく、精神的に余裕があるか否か。時間的な余裕があっても、頭の中がキャパオーバーしていれば読書ができない。
けれど、最近は読書をしてストレスを感じることがないので、うれしく思っている。
ネット上では色んな読み物があるし、本をあえて買って読もうという人は少なくなっているのかもしれない。それを批判をしようとも思わないし、時代の流れには乗ればいいと思うけど、私は本を読むことも、悪いもんじゃないよーと言いたい。
偉そうに言ったけど、読むスピードはきっと遅い方(笑)
これからもいろんな本に出会えるといいなと思う、雨の日の今日この頃でした。
コメント